この広告、メッセージは90日以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事でこのメッセージが消せます。
  

Posted by あしたさぬき.JP at

2013年03月30日

「おねはん」なる行事・・・

桜が満開!!!

山あいの町にある実家のまわりも桜が満開でした。




実家の前に咲く桜です。


徳島県西部の地区には「おねはん」という行事があります。

生前母は、「おねはん」を大切にしており、
仕事を休んでまで参るくらいでした。

退職後も、春休みの孫のおもりをおねはんにはできない・・と
帰省を調節したり、
行けなくなったときには、代理に行ってきて・・と私に頼むくらい
大切ま行事でした。

私も子どものころ連れて行かれたけど、
とても退屈で・・・(爆)
天井のきれい絵を見ていたのを覚えています。

おねはんというのは、正式には永代供養というらしく、
61年前の亡くなった人から読み上げてくれるものです。

たとえば・・・
○○町ペケペケ
だれだれの母 俗名ほにゃららら
***********(戒名)と亡くなった年毎に読み上げてくれ、
家族や親せきは、手を合わせお米や小銭を供えるというものです。

今年、母は「新帳」といって、新しくお仲間に入らせていただくので、
とても大切な日でありました。

しかし、子どものころとは概念が違っており、
お寺さんからのご案内には、
戒名によって永代供養の費用がランク別になっており、
それ以上納めてくださいというものでした。

会費制なんですね・・・・・
檀家の公平さを保つためということです。

人々の宗教心やお寺の社会的な重要性とかが薄れているからかもしれないですが。

で、受付で母の戒名に匹敵するお布施を黄色い熨斗袋に入れて
お渡ししたら、
その場であけられて中のお金を確かめられました。
ありがたさが半分になったようで・・・・(こんなものですか?)

そして、2000円か3000円のお供えをしてもらえますか?と。
まだ・・・いるのか・・・とドキドキしたのですが、
2000円だしましたら、おまんじゅうをくれました。

ごめんなさい・・・
私には宗教心が欠如してます。

母はこんなときは5000円だすものでーと
生前に言っていたのを思いだしました。


受付が終わり、お部屋に入ると地区ごとに
読み上げられていて、
昭和50年代でした。
だんだん現在に近づいているの見て、
祖母の名前が読み上げられるのね・・・と
わかったのです。

大好きだった祖母です。

ちょうどよちみも入ってきて・・・・
ふたりして、祖母の名前のとき拝むことができました。

平成6年でした。


思い起こせば母が、おねはんのこともできなくなってからも
毎年おねはんはあっただろうに・・・
だれも行ってあげられなくて、
祖母はさみしい思いをしてたのではないかと思うと、
涙が止まらなくなりました。

私は、嫁いだ娘ではありますが、
長女ということもあり母からの教えがしみついているです。

で、新帳ですが、1時間くらいあるのかと思いましたら
9分で終わりました。

マイクの距離も悪かったようですが、
雑談のため聞こえにくい・・というのもあったみたいです。

私は真ん前に座ったので大丈夫でしたが・・・・。

その後、実家にもどりお墓詣りをしました。

よちみと婿殿とう~たんも一緒でした。

よちみは母がなくなってから初めての実家で、
おおつぶの涙をこぼしていました。

ここに母いて、いつも私たちを待っていてくれたのです。


ありがとー、おばあちゃん・・・・・


よちみは、りっぱに母しつつお仕事しています。
きよはちゃんと就職できました。

みんなそれなりに元気だから安心して、見守っててください。


来年は、ひとりで出かけて池田めぐりをしようと思っています。


満開の桜も、母からのプレゼントのような気がしてなりません。



蓮華寺よりの風景

  

Posted by ももいろどんぐり at 21:50Comments(0)良妻賢母

2013年03月30日

もうすぐ社会人

きよくんは、大学を無事に卒業して、
4月1日には、お仕事につきます。

22才の春です。


今日は、くつとかワイシャツを買いに行ってきました。
でも・・・・・

くつとかワイシャツだけで、あとは友達とどっかに行ってしまいました。


健全か???????



サラリーマンの妻にあこがれているのですが、
サラリーマンの母にはなれそうで、


小学校の入学以来な緊張をしている・・・・

母でございます。



きよくん、ちゃんとおきれるタイプなんやけれど・・・ねっ。



王子から、社会人とは
どれだけ上から可愛がられるか・・・
下から慕われるか・・・だと。



がんばれっ


きよ!  

Posted by ももいろどんぐり at 21:22Comments(0)良妻賢母

2013年03月25日

卒業式

季節が逆戻りしたような月曜日。

無事、きよくんは大学を卒業できるようになりました。

おめでとう。

大学でなにしていたのかは不明ですが、
親元を離れてもちゃんと???生活し、4年間で無事卒業したのは、
なによりもめでたいです。

いろんな先生
お友達に出会えて、楽しかったのだろうと思います。


思い起こせば、3才の春。
初めての幼稚園では、1週間ほどバスに乗らないと
商店街中に響き渡る泣き声でお騒がせしたのだけど、
そのうちに、幼稚園大好きっ子になり

学校だけはちゃんと通っていました。

野球を始めて、野球漬けの毎日だったようにも思うけど、
そんなに野球が上手なわけでもなく・・・・
身体も小さいし、いろいろと大変だったんだろうなーと
思います。

高校の時には、目が見えなくなり
「心理的視野欠損」とかいう変な病気にかかり、
ずいぶん心配したのですが、
この病気が治ったかどうかも・・・母は知らないくらい
なんともないようです。

キャプテンに中学のときも高校の時にもなって
これが、進学のプラスポイントで合格したような
まったく学力はない子なんですが、

運がよくって、就職も無事決まりました。


本当にありがとうございました。

野球に関しても、勉強に関しても、親はなんにも協力できていなかったように思うし
十分なことをしてあげることもできなかったように思うのですが、

皆さん、本当にありがとうございました。


大学の入学式で、学長先生が
就職の段階で、親が口を出すことのないように・・
4年間をかけてきちんと育てるから・・・
小さい会社だのどうのこうと言わないように・・・という訓示がありました。

その通りにはしたつもりです・・・


なかなか子離れできていないのですが、
卒業式に行く予算で、まさしさまコンサートに行くことに
したのです・・・(笑)



これからもどうぞきよくんのことよろしくお願いいたします。

それから、一緒に育ててくれたダーリン(一度も叱ったことがない)
とよちみ(一番こわい・・・)

お空のうえでいるじいじとばあばたち・・・
きよくんが大好きな私の父にも
ありがとうを伝えたいと思います。








  

Posted by ももいろどんぐり at 09:24Comments(2)良妻賢母

2013年03月20日

お彼岸

大和撫子七変化~なももどんです。

お彼岸やからお墓まいりにいかねばならないというのは、
DNAに仕込まれているのか、嫁修行中の刷り込みかわからないですが、
とにかまお墓詣りにいかねばならない・・・本日でした。

まず、嫁ぎ先でいずれはももどんが入る予定のお墓から。
産直市でお花を買い、見よう見まねで仏花にアレンジ。

役場の駐車場に隣接する好立地なお墓は、
全盛期に建てられたものでそれはそれはりっぱなものです。
庵治石の墓と、由良石の囲いと、つげの垣根。

刻まれているのは、戦死した夫のおじにあたる人の名前。
きよくんと同じ年でなくなっているのです。
つらかっただろうなーと思います。

家の庭より広い墓地で、草を抜きつつ
生前の親不孝をわびるわたし・・でした。

で、1時間ちょっと車を走らせ実家に向かいました。

実家のお墓は山の中です。
実家自体山の中ですから・・・・。

歩いて3分に、放置された人工林があるのです。
これに今日気づきました。
私・・・人工林の中で育ったんやなー・・・(すごい)



まわりの人工林には竹の浸食も見られました。
実家の畑に侵入するのも時間の問題ですね・・・・。


母がなくなって初めてのお彼岸でした。

親戚のだれかがお掃除してお花も供えてくれていました。
ありがとうございます。


お墓の前で、泣きじゃくる私。

さみしくって、悲しいです。


実家にいるはずの母が、お墓の中にいるのですから。


泣いて・・・泣いて・・・・

あきれるほど泣いていたら、

上手なウグイスの声が一回だけこだましました。


母だなーと思ったのです。


フェイスブックで、お友達のお父さまのご他界を知りました。

もう、親が亡くなっても珍しくない年だとともに、
同世代の訃報も聞かれる年となってきました。


生きていることに感謝しつつ、


もう少し生きていたい思っています。


  

Posted by ももいろどんぐり at 22:57Comments(0)良妻賢母